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Posted by ミリタリーブログ at

2016年08月21日

ウィリアム ボンド氏の軍歴

こんにちは、チベ砂です、今回は69年から70年4/1日まで第199軽歩兵旅団を指揮した准将、William R bond氏に付いて書きたいと思います。

199軽歩兵旅団と聞いてベトナム戦争に付いて調べてる人や、マニアでは第七歩兵連隊がテト攻勢時に敵司令部があった競馬場を奪還している、とかベトナムで唯一戦闘中に攻撃を受け旅団長が戦死しているとかそのあたりを聞いた事が有る方は居ると思います、

ベトナム戦争中で戦死した将官は数人居ますが、ヘリの事故だったり砲撃だったり心臓発作等、戦闘地帯の地上で戦死した将官はそんなにいません、というより、KIAした将官は199軽歩兵旅団のボンド准将しかいないんですよね。
そんなわけで、今回は准将の経歴に付いて調べて行きたいと思います。

ボンド准将、階級から69年~70年に撮られた写真と推測される


生い立ち
1918年12/9日にメリーランド州で誕生します
36年から40年まではメリーランド大学に在籍し学士号を取得してます

軍隊入隊前の行動はこれくらいしか判りませんでした。

入隊後の功績
1940年にアメリカ陸軍に入隊します

1940~42 PVTから順々にSSGへ(昇進速度早すぎませんかね…)
1942~42 アメリカ陸軍士官候補生学校(OCS)入隊 2Ltへ
1942~43 第82空挺師団勤務、勤務中にLtへ昇進
1943~44 レンジャー第1大隊勤務 CPtに昇進
1944~45 アンティオにて作戦中にPOW/MIA(11カ月間)
1946~48 Majに昇進、 韓国軍事顧問団勤務
1947~47 アメリカ陸軍指揮幕僚大学入隊(CGSC)
1949~50 韓米連合司令部勤務(UNC)
1950~51 LCLに昇進 陸軍歩兵学校、レンジャー訓練旅団勤務
1952~54 士官学校勤務
1959~60 ベトナム軍事援助顧問団(MAAG VIETNAM)
1960~62 陸軍省(DA)勤務 CO1に昇進
1964~65 101空挺師団第2旅団旅団長
1965~67 軍事援助コマンドMACタイ
1967~69 陸軍省(DA)勤務
1969~70 BGに昇進 第199軽歩兵旅団旅団長勤務 70年4/1日戦死

と、まぁ簡単な経歴を紹介しました、WW2時の兵階級だった時代の情報がほとんどないし滅茶苦茶早く昇進してる辺りがなんか凄く不自然と言えば不自然ですが、公式記録なので…
途中に記録が無い年月が有りますが、それは良くわかりません。

受賞した勲章、バッジ

バッジ類
CIB 2nd Award
Basic Parachutist (1 combat jump)
Thailand Jump Wings
Meritorious unit commendation 1944-1961
Army staff identification
infantry shoulder cord
ranger tab
Overseas Service Bans *10

勲章(右胸)
Army Presidential Unit Citation
Valorous Unit Award
Vietnam presidential Unit Citation
Vietnam Gallantry Cross Unit Citation

左胸
Army Distinguished Service Medal
Silver star
Legion of merit *2
Distinguished Flying Cross
Bronze star *2+V
Purple Heart
Air Medal *8
Army Commendation Medal *2
Prisoner of War Medal
American Defense Service Medal (1941~46)
American Campaign Medal (1941~46)
Europe/African/Middle Eastern campaign *6+Arrowhead Device
World War 2 Victory Medal
Army of Occupation Medal (1945~1990)
National Defense Service Medal *2
Armed force Expeditionary Medal
Vietnam Service Medal *4
UNSM Truce Supervision Organisation in Palestine (UNTSO)
Vietnamese Honer Medal 1st Class
Republic of Vietnam Campaign Medal

タイ軍からの受賞
Knight Commander Grade Medal 1970.3/1

ざっとこんな感じです、制服組みたい方は参考にどうぞ、
バッジ類や勲章をみるとバリバリ戦ってる准将だなって思います「*数」の記載は複数授与の回数を意味しています

戦死

1970年4月1日、准将は前線を視察するためにヘリコプターへ乗り込みサイゴンから北東70マイル地点 
war zone Dの北東端(現在のカッティエン国立公園辺り)に降り立ちます、
ヘリコプターから降りて数メートル歩いたところで北ベトナム軍、もしくはベトコンの狙撃を胸に受け受けゾーンD内部にある24th evacuation hospital (ビエンホア) にヘリで搬送されましたが、数分後に戦死が確認されました。
24thの四等特技兵が血まみれのTCUから階級章とネームパッチを取り外し、茶色のペーパータオルに包んだそうです。


第24病院(コールサイン:Queen Tonic)の位置はサイゴン北東の少し上にあります


死後
アーリントン墓地に埋葬されたのちに、マサチューセッツ州ストックブリッジ墓地に埋葬されました。




  

Posted by チベットの狐 at 18:56Comments(0)ベトナム戦争第199軽歩兵旅団

2016年08月11日

ST-138/PRC-25 ハーネス

ご無沙汰です、最近部品ばかり記事にしているため、アクセス数が壊滅的に下がってきたこのブログですが、今回も部品についての記事にしたいと思います

アレです、皆さんが背負子とか言ってるアレの事です、実を言いますとアレの名前はST-138/PRC-25と言います、コットンダック製のハーネスでPRCを背負う事ができます

このゴチャゴチャした奴です、ちゃんとPRCと束縛させるとそれなりに使えますがライトウエイトに括りつけた方が楽ですし他の物も付け易いです()

使い方

使い方についてはマニュアルにクソ詳しく記載されてまがパット見でもどの辺りにどれを付けるかは判ると思います、
ですが、それで終わりにしちゃうとクソブログがそびえ立つクソブログへと進化しそうなので、ちょっとだけ詳しく描きたいと思います。

まず、肩ひもを作ります、下の画像のようにD環に下に縫いつけられた一番長い紐を通し、肩パット中央あたりにあるバックルを下から上部の穴に通し、そして下部の穴に通して固定します。

そして、この2本のストラップを使いPRCを固定しましょう。上のストラップについてる環になった部分にCW-503/PRC-25を装着します。
端から出てる細いストラップはPRCの上部についてるバーに巻いてバックルで固定します、これをすると逆さまになった時PRCが滑って落っこちないので必ず行うべきです。
ブラブラさせてるのもダサいですしww

そして、最後に余るストラップ、コイツは何に使うかなかなかイメージが付きにくいと思います。コイツはピストルベルトとST-138/PRC-25を固定するために使われるストラップです、適当に調節してベルトに装着しましょう、きつめにするとPRCのおもさが分散されますが腰骨が反って痛いのでPRCを装着する2本のストラップを少し弱めると楽になります。

使用例

1967年4/24日、オペレーションオレゴンで撮られた画像第一騎兵師団第9騎兵連隊の写真です。
なかなかに鮮明で大きな画像なので拡大するとH-140を二人とも使用していたりマグポーチがローカルメイド品だったりして面白いですね



使ってみると判る事
特に言うことはありませんが荷物を背負えませんね、それと背負いやすさは圧倒的にライトウエイトの方が上です  

Posted by チベットの狐 at 00:00Comments(0)ベトナム戦争RTO装備PRC-77