2018年02月26日
ナイフの黒染め
ご無沙汰してましたチベットの狐です。
今回、特に最近ミリタリー系なモノを買っていませんし、忙しくてマニュアルの翻訳もやっていませんのでミリタリーでは全く関係ないであろう炭素鋼ナイフの紅茶を使った黒染めについての記事を書きます。
アマゾンとかで2k程度で販売されているモーラのカーボンスチールナイフを黒染めします。
準備するもの
日東紅茶などの安価な紅茶を3袋程度
レモン汁またはお酢を少々
ナイフをつけ込む容器
以上
レシピ
1 まずナイフにできた赤さびを極力落としてください。そしてナイフを完全に脱脂します。パーツクリーナや中性洗剤などで洗うと良いでしょう、洗った刃は手で触れないようにしてください、皮脂が付着します。
2 お湯を沸かし、紅茶を3袋ほど贅沢に投入しボコボコ煮出しします。できるだけ濃いお茶を作りましょう。
3 お茶ができたらお茶の量に対してレモン汁、またはお酢を8:2程度の比率で混ぜ合わせます。
4 後はそれを適当な容器に移し、黒く染めたいナイフを入れて40分ほど待ってから抜き取ります。
5 乾かして出来上がりです、発生した黒錆はまだナイフに定着していないので1日ぐらい乾かしておいてください、ムラが発生することがありますが、それは何回か繰り返すことでなくなっていきます。(紅茶から抜き取った時に軽く水ですすいでナイフの刃に残った紅茶を洗い流すとムラは発生しにくくなります、しかしここで強めに洗うとせっかく発生した黒錆が全て落ちるので気をつけましょう)
こんな感じ、とても簡単。これで黒錆が定着すると赤錆が発生しにくくなりメンテがはかどります(完全に発生しないとは言ってない)。ただ、一緒に部屋に転がっていた一版構造用圧延材であるSS400も黒染めを行ってみましたが、思いの外黒く変化しませんでした。炭素量に比例するのかもしれません。
こんな感じになります

はじめの写真を撮り忘れましたそして見えにくいw
なぜお茶で黒染めができるのか?
お茶による黒染めの原因物質はタンニンです。お茶の渋みとかの成分だったきがしますが、このタンニン(正確にはテアフラビンやテアルビジン)が酸と反応することにより加水分解を起こし、そのあと、液中ではじめはFeⅡだった刃物が空気と触れてFeⅢになります、この反応を利用したものに昔の万年筆インクやお歯黒があったりします。
たしかこんな理由だったはず。自信がないし裏付けがないからそんなに信じないでくれ......でもとりあえず炭素鋼のナイフだったらこの方法で基本的にできます。ステン鋼はこの方法ではできません、方法はありますが有害な廃液が発生いたします。
今回、特に最近ミリタリー系なモノを買っていませんし、忙しくてマニュアルの翻訳もやっていませんのでミリタリーでは全く関係ないであろう炭素鋼ナイフの紅茶を使った黒染めについての記事を書きます。
アマゾンとかで2k程度で販売されているモーラのカーボンスチールナイフを黒染めします。
準備するもの
日東紅茶などの安価な紅茶を3袋程度
レモン汁またはお酢を少々
ナイフをつけ込む容器
以上
レシピ
1 まずナイフにできた赤さびを極力落としてください。そしてナイフを完全に脱脂します。パーツクリーナや中性洗剤などで洗うと良いでしょう、洗った刃は手で触れないようにしてください、皮脂が付着します。
2 お湯を沸かし、紅茶を3袋ほど贅沢に投入しボコボコ煮出しします。できるだけ濃いお茶を作りましょう。
3 お茶ができたらお茶の量に対してレモン汁、またはお酢を8:2程度の比率で混ぜ合わせます。
4 後はそれを適当な容器に移し、黒く染めたいナイフを入れて40分ほど待ってから抜き取ります。
5 乾かして出来上がりです、発生した黒錆はまだナイフに定着していないので1日ぐらい乾かしておいてください、ムラが発生することがありますが、それは何回か繰り返すことでなくなっていきます。(紅茶から抜き取った時に軽く水ですすいでナイフの刃に残った紅茶を洗い流すとムラは発生しにくくなります、しかしここで強めに洗うとせっかく発生した黒錆が全て落ちるので気をつけましょう)
こんな感じ、とても簡単。これで黒錆が定着すると赤錆が発生しにくくなりメンテがはかどります(完全に発生しないとは言ってない)。ただ、一緒に部屋に転がっていた一版構造用圧延材であるSS400も黒染めを行ってみましたが、思いの外黒く変化しませんでした。炭素量に比例するのかもしれません。
こんな感じになります
はじめの写真を撮り忘れましたそして見えにくいw
なぜお茶で黒染めができるのか?
お茶による黒染めの原因物質はタンニンです。お茶の渋みとかの成分だったきがしますが、このタンニン(正確にはテアフラビンやテアルビジン)が酸と反応することにより加水分解を起こし、そのあと、液中ではじめはFeⅡだった刃物が空気と触れてFeⅢになります、この反応を利用したものに昔の万年筆インクやお歯黒があったりします。
たしかこんな理由だったはず。自信がないし裏付けがないからそんなに信じないでくれ......でもとりあえず炭素鋼のナイフだったらこの方法で基本的にできます。ステン鋼はこの方法ではできません、方法はありますが有害な廃液が発生いたします。
Posted by チベットの狐 at
20:52
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