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Posted by ミリタリーブログ at

2021年07月18日

PRCのアンテナの話し

回路のエネルギーを電磁波のエネルギーに変換して空間に放射するのが送信アンテナであり,逆に電磁波のエネルギーを吸収して電気回路のエネルギーに変換するのが受信アンテナでありPRCのアンテナは基本この二つの使い方を同じアンテナにて使用している。PTTを押し込むとPRCは送信状態になり、電磁波エネルギーとして空間に放射し、PTTを離すと受信アンテナとしての役割を果たす。

無線アンテナでは波長に合わせた長さを必要とし、それらを単一のアンテナにて使用するためにPRCにはバリアブルコイルやバリアブルコンデンサをアンテナ回路に挿入させ、電気的にアンテナの長さを最良の状態にマッチングしている。PRC-25や77なんかではA-28ユニットだかがアンテナの波長を調整しており、PRC-10(以下P10)では、アンテナ端子下側あたりにその回路が存在している。

このアンテナのマッチングという概念は主に送信時に重要となる、受信時でもアンテナ長さは関わってくるが、送信と違い長さが違ったことによる無線機本体へのダメージは発生しないからだ、送信の場合、アンテナの長さがマッチング出来ていないと、回路のエネルギーが電磁波のエネルギーへ変換出来ず、最終増幅管(以下ファイナル)へ戻ってくる。この戻ってきたエネルギーはそこらに行く事が出来ないため、熱となって消費される。この熱によってファイナルが故障する可能性が発生する。俗に言う”ファイナルが飛ぶ”という現象だ、この現象を回避するため、RT-505/PRC-25はその他の回路はトランジスタであるが、ファイナルのみ熱に対する耐性が高い真空管が選定された。たま、この空間に放射されるエネルギーと戻ってくるエネルギーの比を定在波比Voltage Standing Wave Ratioとよび、VSWRやSWRなどとよばれ、値が1の場合、100%回路のエネルギーは電磁波のエネルギーとなり空間に放射される。


実験的にネットワークアナライザを利用し計測してみよう。
P10の殻を割って内部のアンテナ端子のコイルユニットにミノムシクリップでネットアナをつなげ、P10を53MHzにし、ショートアンテナを垂直に立てた状態と曲げて丸め、束ねた状態、アンテナをP10本体に短絡させた状態の3種類のVSWRを測定した、また、ショートアンテナは1/4λのホイップアンテナであるため、アースとしてハーネスに付けた状態、すなわち人間と触れた状態にするため、本体に手を付けて計測を行った。この計測ではネットアナと50Ωで確実に結線できていなため、正確性には欠けるがそれなりの数値はでるはずである。

結果
図1.に垂直に立てたアンテナの状態の模式図、図2.にSWR測定グラフを示す。



図1.模式図



図2.計測値


図3.に丸めてテープで留めたアンテナの状態模式図、図4.にSWR測定のグラフを示す


図3.模式図



図4.測定値


図5.に折り曲げて本体に接続しテープで留めたアンテナの状態模式図、図6.にSWR測定のグラフを示す


図5.模式図





図6.測定値



考察
アンテナがまっすぐの状態ではSWRは2.3程度となった、真空管のパワーの15%程度がファイナルへ戻ってくるため、空間へ放出される電力は675mW程度の出力となる、渦巻き状にアンテナを丸めた場合、SWRが8以上となっている、この場合真空管のパワーの80%程度がファイナルへ戻るため、200mW程度の出力となってしまう、最後の短絡状態ではSWRは6程度と、先の巻き状態とくらべると値は低下しているが、グラフは不安定であり、時折10以上の値を出した事もあった、SWRが6の場合は70%程度がファイナルへ戻るため、270mW程度となる。以上の実験より無線機のアンテナを折りたたむ行為は通信に不具合をもたらす可能性が高い、また、無線機を破壊する可能性がある。

考察2.実際の戦闘で丸めている写真とかよく見るのですがどうなんですか??
この問いに対しての明確な答えはないが、画像で検索すると同等以上の量でアンテナを伸ばしているRTOの写真も出てくる、少ない使用例を探しそれを指摘するのは的外れだと私は考える、そして、アンテナをまとめる事についてだが、私なりの考察として、ヘリなどの空中機動や、車両移動時に”一時的にまとめておいた”と考えられる。アンテナがまっすぐに伸びているとヘリに乗る際にロータを損傷する可能性があるからだ、また、強烈なボサを歩く時など送信を行わない時にまとめていた可能性は高い、これらのSWR理論は先に述べたように送信時に発生する問題であり受信時はそこまで深刻な問題にならないからである。そのため、送信する時はアンテナを延ばしていた可能性は非常に高いと考えられる。
最後に、特殊部隊の写真とかで折り曲げたアンテナなどを装着して受話器に話しかけている写真とかあるが、アレはデモンストレーションであって99%そのとき電波を発射していない、戦術通信ネットワークにそんな意味不明な理由で電波を飛ばす行為は特殊部隊隊員なら分かっていると思うが、不用意な電波の発射は敵に位置等を特定され部隊の危機を招くからである。  

Posted by チベットの狐 at 17:10Comments(2)RTO装備軍用無線機PRC-77PRC-25PRC-10

2020年06月01日

R-110/GRC 受信機

コロナウイルス禍のせいで大学の講義はインターネット上になり、PCの稼働率やばやばのヤバです。メモリを16GBに上げたらそれなりに動くようになりましたが、固まってからの強制シャットダウンが爆速になった感じ。意味ないじゃん。
夏休みはなくなったようです。まあ、べつに夏休みに何かする予定無かったからどうでもいいけど。
ニートみたいな生活を続けています。

諸元
周波数帯は38.0~54.9MCのいわゆる歩兵バンドです。
重さは12kg、単一スーパーヘテロダイン受信機で、プリセット3つ、6V/12V/24V電源を利用できます。受信感度は6dBでS/N比20dB以上。

前回、正月にやったリエナクトでPRC-10との通信網構築のため、指揮所におき(電波はデジ簡を組み込んだ)クソ荷物が増え死にそうになりました、まぁ、RC-292アンテナを構築できたからいいけどね。
今回はR-110を動かしてみようとおもいます。


外見、周波数確認窓の上にABCのプリセットを示す表示がある。ABCのつまみはプリセット状態(固定された状態)で左右に回すとプリセットを解除せずに周波数を200KC程度動かすことができる。ようは送信局の周波数同調がダメでプリセット周波数に合わせたのに電波受信できねぇじゃんってなったときの保険。

プリセット方法
同調つまみの上で周波数確認窓の下あたりにあるひし形の板を取り外すと内部に複数のネジがでてくる。
このネジA,B,Cを右に約90°回転させるとその周波数をプリセットする事ができる。
残りのダイヤルとロックネジについては、ロックネジがダイヤルネジを回すときの固定用、ダイヤルネジは周波数校正後のずれた周波数を戻すときに使う。どちらも左回転する。

電源
電源は通常MT-298/GRCやMT-297/GRCマウントを利用する。本体には電源ラインとコントロール用端子(?)があり、二つ装着しないと電源ははいらない。電源ラインのみで稼働させたい場合は、コントロール端子JとHを短絡させると稼働する。今回は一般家庭に一台はある菊水の電源装置、PAX35-20で稼働させてみた。
配線はこんな感じ、相模川で安価に譲っていただいたRT-70についてきたジャンパ線が非常に役に立ちました。ありがとうございます。電源ケーブルすら無い!って場合はたしかBの+Cに-をぶち込めば稼働する。実際問題筐体にGNDが落ちてるので、-は本体に適当につなげるほうが端子間の短さで短絡することが少ないんじゃないかな?しらんけど。
電源電圧については内部のバイブレータに依存する、バイブレータは3種類あり、PP-282(24V)PP-281(12V)PP-448(6V)で稼働することができる。ネジで止められていてネジを外し引っこ抜きそのまま交換するスタイル。
こんな感じでぶっ刺さってる。
裏側にバイブレータの電源スイッチがあるが、6~24Vまで変更なしで使える、ココは同じバイブレータを使うAM-65とは違う作りですね。

電源を入れてみよう
電源の入れ方については、ボリュームが電源なのでボリュームを上げると入る、
真空管が温まるまで5分間ほど放置する。
校正方法については、同調の校正点(赤い点が書いてある)にメモリを合わせ、CALへスイッチを回す。この時、スケルチは切っておかなくてはならない、校正点は110の場合、38.7 43.0 47.3 51.6 MCとなっている。
CALに回すとスピーカからギュルルンみたいな唸りビート音がなる、同調を動かし、そのビート音が”鳴-無音-鳴”の無音の位置へする。するとこの時、受信機の校正は完了する、CALスイッチは放すと自動的に解除される。
これで、周波数メモリがずれていたら、先ほどのひし形板を取り外し、ロックを外し、ダイヤルを回し周波数を合わせる。
スケルチを入れる、スケルチ操作中に意図しない電波を入感した場合は希望周波数から100KCぐらいずらし電波を受信しない状態にする。

電源については大体12Vで2.5Aぐらいながれる。車載できるので過電圧は14Vぐらいまでは普通に稼働するとおもわれ。12Vだと、4A流れるとヒューズが切れます。じゃあ電源装置なんで20Aも流せるようにしてんだってのはまぁ、うん。そうだね

で、校正が完了したわけだけども60年ぐらい前の無線機だから、ちゃんと校正できているのか気になってSSGで変調された電波をぶち込んでみました。歪率計を持っていないので、耳で変調を確認できるあたりを探ってみた。



SSG 2万ちょいで買った。校正してないためアレだが、たぶん60年前の無線機より信頼性はあるんじゃない?変調の量とかそのへんがよくわからないため、適当

結果なんですけれど、いわゆる感度9である-73dBmではとっても元気に復調してくれました、耳で聞ける限界は-100dBmぐらいっすかね。スケルチ入れた状態でもその辺でスケルチが掛かりました。近いうちに歪率計買って-12dBSINADとか計測してみたいですね。もっと勉強しなきゃ。あと金がない。計測機高い!校正とか出せない!





  

Posted by チベットの狐 at 15:20Comments(0)軍用無線機諸元および使用法測定

2020年04月23日

ナム戦で使える車両用アンテナ

こんにちはチベ砂です。今回は車両用のアンテナについて解説します。
ってもアンテナ自体はだいたい3種類です。他にも色々あるっちゃあるけど、ジープなどの車両についているアンテナは基本的に此奴ら。
このアンテナがナム戦で使えるアンテナになります。
話し変わりますけどナム戦で使える○○って言い回し、面白いですよね。
ナム戦じゃないと使えないみたいな言い方だなって。


ナム戦で使える車両アンテナ1.AB-15/GR+MS-116~118/MS-24




ジープのケツに2本から1本垂直に生えていた場合、基本的にコレ。
マッチング可能周波数は20~70Mcぐらい(だった気)アンテナエレメントの本数を変えて周波数をマッチングさせます。必ず車体にラジアルを取ります。
GRC-3~8世代のもので朝鮮あたりから有ったようなんだけどもその辺りは知らん。
端子はいわゆるUHFコネクタ(Mコネのユニファイねじ規格)普通のMコネも物によってはぶち込めるけれど、基本的にGNDがガタガタになってSWRがずっこけるのでおすすめはしません。
秋月でUHFコネ変換は安く売っているし、無線機から伸びるケーブルはBNCコネなので、変換使いましょう。マニュアルだと基本的にケーブルCG-530/Uと変換端子UG-273/Uを使います。
結構古いものですが、80年代のRT-246/VRCやRT-524/VRCなどを使うAN/VRC-12系統でもちゃっかり補助受信機R-442/VRC用のアンテナで利用されています。息が長いですが、流石にSWRがある程度無視できる真空管世代と違って高出力なトランジスタ無線機だと発信用のアンテナにはできないみたいです。

ナム戦で使える車両アンテナ2.AS-1729アンテナ


マウントの画像だけで申し訳無い。これしか持ってないので。
このアンテナはAN/VRC-12系列が開発され配備さえ始めたあたりからの採用品でNSNナンバ取得が61年だか60年の品です。見てくれ的に凄く最近に配備され、ハンビーとかについていそうなアンテナだけどね。
というか、先進的な見た目をしているアンテナはコレだけ。
アンテナエレメントは2分割されており、下部エレメントAS-1730/VRCと上部エレメントAT-1095/VRCを画像のマウントであるMX-6707/VRCに差し込み使います、マウントの根元がバネになっていて、折り曲げて高さを低くする事ができ、M151トラックとかに接続されている事が多いアレですね。
周波数帯は30~76Mcをカバーします。
さて、この周波数帯を見て、え?って思った人もいるかもしれません。エレメント交換しないでこんな広帯域カバーできるアンテナあんの!?みたいな...

秘密はこのケツにあるスイッチと接点がいっぱいついた端子、
内部にあるマッチングコイルで周波数帯をマッチングさせています。ケツのスイッチを時計回りにひねる事によって飛ばしたい電波の周波数にアンテナをマッチングさせSWRを下げているんですね。
もう一個あるいっぱい接点がついた端子はRT-246/VRCやRT-524/VRCからCX-4722/VRCケーブルを接続することによって、自動的にマッチングをとることもできます。
PRC-25や77につけられるマウントみたいなアンプ(名前わすれた)もこのアンテナを使用する事が指定されています。

ナム戦で使える車両アンテナ3.AT-912アンテナ

画像は拾いもの
これもVRC-12系で開発されたアンテナであり、AS-1729アンテナの親に当るアンテナ、
でっかいマッチングユニットのMX-2799/VRCとアンテナベースAB-719/VRC、エレメントAT-1096、AT-1095を差し込みます。このアンテナは、手動でマッチングを変換するスイッチはなく、CX-4722/VRCケーブルの接続端子しか有りません。マッチングユニットを縦横どちらか選んで接続する事ができ、アンテナエレメントはバネで立ち上がっているため、折り曲げる事ができます。


だいたいこの3種類がナム戦で使える車載アンテナ
それ以外は基本的に受信用アンテナになって送信できなかったり(したら最悪壊れる)マニュアル的に予備部品扱いで普通に支給されなかったりします。
  

Posted by チベットの狐 at 12:57Comments(0)軍用無線機部品

2020年04月11日

遠距離制御装置AN/GRA-6

今回はAN/GRA-6制御装置の解説を行う。

概要および諸元
制御装置AN/GRA-6は1~2台の無線機の音声増幅、または同一機種により構成された無線機をその無線機の接地位置から約3km離れた場所にてPTT操作を行う事ができる。
この装置は局地制御機における無線機の局地動作、および遠隔制御機と局地制御機との打ち合わせ用有線通信、
無線機の電源制御を行う事ができる。

この装置を利用する場合無線機本体に取り付ける局地制御機と遠隔制御機との間に1対の電話線(WD-1/TTなど)を用い構成しなくてはならない。


構成部品

C-434/GRC(局地制御機)
C-433/GRC(遠隔制御機)
H-33/PT(ハンドセット)
CW-189/GR(収納袋)

C-434/GRC諸元

名称 局地制御機
通話電源 BA-30 2個
呼び出し用電源 20Hz 手回し
呼び出し信号受信 ベル、又はランプ切り替え
重量 約5kg
機能 遠隔制御機への有線連絡、および電源制御
遠隔操作距離 3km
架台装着可能無線機 AN/GRC3~8 AN/VRQ1~3 AN/VRC-13~15 AN/GVRC-20~22
U-77/U接栓装着可能無線機 AN/PRC-8~10 AN/VRC8~10.16~18 AN/VRC-7 AM-65/GRCおよび架台接続可能無線機のすべて

C-433/GRC諸元

名称 遠隔制御機
通話電源 BA-30 2個
遠隔制御電源 BA-414/U
呼び出し用電源 20Hz 手回し
呼び出し信号受信 ベル、又はランプ切り替え
重量 3.5kg
機能 局地制御機への有線連絡、および無線機のPTT動作、電源制御
遠隔操作距離 3km


各操作部機能説明
C-434/GRC


LOCALスイッチ
SET1 1号機のPTT動作を行う
TEL 有線電話通信を行う
SET3 2号機のPTT動作を行う

REMOTEスイッチ
TEL ONLY 遠隔制御機と電話通信を行える
SET1&2 遠隔制御機のSELECTORスイッチの制御により、1号、又は2号機のどちらかを選択することができる。また、無線機の電源を入れる事ができる。
SET1 遠隔制御機のSELECTORスイッチによって無線機電源の遠隔制御および1号機の送信ができる。1.2号機の傍受ができる。
SET2 遠隔制御機のSELECTORスイッチによって無線機電源の遠隔制御および2号機の送信ができる。1.2号機の傍受ができる。

LINE 
L1/L2 1TTを横から差し込むことができる。

AUDIO 
ハンドセットの接続用

CALL LIGHT 
遠隔制御機からの呼び出し信号の受信を表示する。内部にスイッチがあり、ベルとライトを任意で切り替えることができる。制光装置が蓋についており、絞るを光を小さくできる。

呼び出し発電機
有線動作の呼び出し用発電機

大型接栓
MT-297/GRなどの架台下に装着する事が可能。
電源制御を行える

小型接栓
U-79/Uが接続されたCX-1572/Uケーブル(3ft)により無線機本体のAUDIOへ接続できる。電源制御を行う事はできない。

C-433/GRC


SELECTORスイッチ
TEL 局地制御機との有線連絡用
円形指標 1.2号機の設定用、電話線の接続を逆にすると1.2号機設定スイッチが逆になる。

LINE 
L1/L2 1TTを横から差し込むことができる。

AUDIO 
ハンドセットの接続用

CALL LIGHT 
局地制御機からの呼び出し信号の受信を表示する。内部にスイッチがあり、ベルとライトを任意で切り替えることができる。制光装置が蓋についており、絞るを光を小さくできる。

呼び出し発電機
有線動作の呼び出し用発電機



操作手順については、順を追って書いていくととんでもない量になったため、PDF化しました。
第三者への許可の無い発布は禁止いたします。
https://www.dropbox.com/s/1k6nuggsvy969qw/AN.GRA.6.pdf?dl=0

これちゃんとPDFみれんのかな。
無理だったってコメントが多かったら画像に変換して貼り付ける等の索を検討します。コメント来ないと思うけど

色々ごちゃごちゃ書きまくりましたが、人生で使う事はないだろうし、ほしいと感じる事も無いと思います。

最後にいろんな接続例を紹介
マウントに接地する事ができない場合、無線機の電源操作は行えない
GRC-7取り付け例


PRC-10取り付け例
電源操作不可、無線機が一つであり、AUDIOが1つしかないためSET1しか使用できない


VRC-7取り付け例
電源操作不可 AM-65とRT-70でSET1.2を分離し運用できる


GRC-7にマウントを利用せず取り付けた状態
電源操作はできないが、C-435/GRCが装着した状態での遠隔操作を行える


画像がクソ荒いためよく分からないオチ






  

Posted by チベットの狐 at 02:55Comments(0)軍用無線機マニュアル諸元および使用法

2017年11月29日

RT-505とRT-841シリーズについてるパワープラグについて

 どうも、ご無沙汰しておりました。夏休み中になにか記事を投稿しようと思っていたのですが、アルバイトを始めた関係でクソ忙しくなり、気がついたら夏休みが終わりを迎えておりました。悲しみの極みです。
せっかく上京したんだから、週一ぐらいの割合で秋葉原とかいきたかったですが何をとち狂ったのか週6で夜勤を入れた関係で全くもって遊ぶことはできませんでした。

悲しいね

で、前回適当に砲兵に支援してもらおうの続きを書くとかいっておりましたが、全くマニュアルを読んでいないので今回の記事は昔私が読んだマニュアル関連のものを適当に説明していきます。
RT-505/PRC-25などの所謂ベトナムで使われたPRC(めんどくさいので以下PRC)の上部操作パネルのアンテナモーメントの上にある穴がたくさんあるPOWERってルビが振ってあるプラグがあるじゃないですか、アレの説明をしていきたいと思います

そもそもソレは何に使うのか
こちらのプラグの正式名称はU-318/Uといいます、14極のプラグ端子ですたくさん穴があって面白いですね。
そもそも、これは暗号化システムのTSEC/KY-38に付属してあるCX-10475/Uと接続することや、AM-2060/Aに付属しているCX-4655/GRCと接続したり、寒冷地向けバッテリであるBA-398/U(此奴マニュアルしか見たことない、どこかで見かけたら教えてください)などと接続することを目的につけられています。他にもRT-505/PRC-25BだとAN/PCC-1とも接続し発射周波数を多くすることができます。話がややこしくなってきましたが、適当につけている訳じゃないんですよ。

普通にAN/PRC-25として使うためには
こちらのU-318/Uプラグは端子一つ一つにアルファベットが降ってあります。普通に考えるとA~N極まであると思うかもしれませんが、設定上{G,I,O,Q}極は存在しおりません、なので、極は{A,B,C,D,E,F,H,J,K,L,M,N,P,R}極の14極となっております、これはたぶん極が大量に存在しているため誤配線をし機材が短絡するのを防いでいるのでしょう、さすが米軍、考えて作っていますね。
そして皆さんが気になるのは回路図だと思います、回路図書いてもよかったのですが膨大な量になりますし、そもそもめんどくさいのでRT-841/PRC-77の場合を簡単に説明していきたいと思います、適度に省略も行いました。

POWERプラグの配線
A極-----U-183/U A極 GND
B極-----U-183/U B極 A55ユニットJ2,№1ピン スケルチリレーK3,№2ピン
C極-----U-183/U C極 レシーバトランスミッタリレーK2,№5ピン
D極-----U-183/U D極 A22ユニットJ1,№4ピン
E極-----ファンクションスイッチ端子№1№6
F極-----バッテリ+ キャップ内にE-F極をつなぐ配線有
H極-----配線なし
J極-----D極シールド
K極-----U-183/U E極 スケルチリレーK3,№7ピン
L極-----A22ユニットJ2,№7ピン等キャップ内にM,H極への配線有
M極-----配線なし
P極-----A54ユニットJ1,№1 A55ユニットJ1,№4等
R極-----A31ユニット Dピン等

ざっとこんな感じ
それで今回赤字で書かせていただいたところが少し重要になってきます。POWERプラグのキャップなのですが内部に配線があるんですね、L極の配線は内部で接続されていないM,H極への配線なのでぶっちゃけどうでも良いのですがF極(バッテリ+端子)が重要になります。PRCの配線図では下部バッテリボックスから引っ張ってきた配線を必ずF-E極を通してトランスミッタへ給電しています。他のバイパスはありません。よってこのキャップないと通電しないんですよね。TM11-5820-667-12のチャプター3パラグラフ3-2にもそんな記載がありました、これは外部からPOWERプラグを通して電力を供給する場合、(先ほどのAM-2060/AやBA-398/U使用時)のことを考えた設計なのだと思われます。なので、RATELOコスする時はちゃんとキャップを閉めときましょう。

ただこれが言いたかっただけでこんなに分かりにくい駄文を書き連ねました。  

2016年12月22日

U-138/U→3.5mmプラグアダプタの制作

こんばんは、
最近新しいパソコン(FMV)を購入したチベスナです(どうでもいい報告)
VISTAの古いパソコン使っていたのですが、窓10に鞍替えするとなんだか浦島太郎みたいな気分ですね。
てかノートパソコンなのに、HDDが昔使っていた機種の10倍あるってどんな情報入れればいいんですかね…
Dドライブってもう無いんですね…
どうでも良いことですが、私は昔のパソコンではPCの側面にイヤホン用3.5mmジャックとマイク用3.5mmジャックが存在していたており二股ジャックを制作し使用していました。
今の世の中ではほぼ4極ステレオミニプラグ用ジャックのみになってるんですよね。そこで、私がスカイプやLINE通話用に使用していたデビットクラークのインターホン(ヘリパイが使ってる緑のやつ)はU-138/U→3.5mmのモノラル×2コネクタ使用していたので、この新品パソコンでデビットクラークやH-189/GRを使うことができなくなってしまいました。(そもそも使うもんじゃない)

仕方無いので4極3.5mmジャック型U-183/Uアジャスターを制作しましょう。

今回用意したもの
4極の3.5mmステレオミニプラグ (800円)
4極の車電子工作用ケーブル   (600円ぐらい?)
U-183/U                (ヤフオクで1500円)
そこらに有った熱吸着チューブ  Φ2mmとΦ5mmとΦ15mmぐらい

こんな感じ、アマゾンでそろえたのですが、ミニプラグが800円もしたのはちょっと痛い…金メッキのオーディオ用プラグだったらしいのですが、カーボンマイクなんかで聞くので金メッキなんて必要無いんだよな…とりあえず4極がそれしかなかったから仕方ないのだけれども…なんかなぁ
ケーブルも1m72円のやつアマゾンに有ったのですが、送料が600円もしたので車用にしました。たぶん秋葉原とかいけばもっと安く手に入るので、この値段は全く参考にしなくていいですw

作る前に
え~、これから結構めんどくさい話になります、なんと、4極のプラグには二つの規格が存在するのです。
しかも、混在してます、古いXperiaと今のiPhoneは規格が違うんですよ!規格が違うものを差し込むと最悪の場合破損するので注意しましょう。ま、たぶん破損というより使用できないって感じかな?


ちなみにこんな感じの配線になります、マイクとグラウンドが逆になっているのです。
今はほとんどがCTIA規格で作られているそうなので、私のFMVもきっとCTIAでしょう。ってことで配線しました

3.5mmステレオミニプラグにつなげる
これは別段難しい作業ではありません、わかりにくいクソみたいな私の作った図を参考に配線してください。
3.5mmステレオミニプラグは4極ではんだ付けが大変です。ハッコーのDASHなど、細かい作業ができるはんだこてがおすすめです。私はプレストを使ったので大変な作業でした。DASHの最新版安いし買おうかな
先につける所にはんだメッキをしてからはんだ付けするとうまくいきます、また、端子への配線ははんだ付けするべき側から見て右側(マイク スピーカL スピーカR GND)の順にはんだ付けするとはんだ付けしやすいです。

因みに、ステレオ出力の端子を強制的にモノラル化するため、R極とL極の電位差により逆流が発生し、接続するアンプなどが壊れる可能性が非常に少ないですが有ることは有ります、
極端な話では、片方の端子、LかRにだけ電位差があった時、(要はステレオイヤフォンでいう片側しか聞こえない時)
全てがスピーカに流れず、半分以上が無音のほうの端子に逆流します。
そのために、抵抗をつけ、電圧は抵抗が少ない方へ流れようとする性質を利用します。



念を入れて、600~1200Ωの抵抗をつけてあげましょう、そうすることにより確実にLとRで出力した電位差がミックスされ、モノラルでいうところのチップに出力されます。今回は図には600Ωと書きましたが手元に1kΩの抵抗がちょうど二つあったので、そちらにしました。









こんな感じに接続します。下手くそですが、テスターで調べたところ、短絡も断線もなかったので別に音質とか気にするヘッドセットじゃないし良いや。(投げやり)
ホットボンドで固定してから吸着チューブで絶縁しましょう。また、プラグのカバーを入れ忘れないようにしてください。

U-138/Uへの接続
前にある見にくいクソ雑な説明に準拠してはんだ付けしてください。
まず、U-138/Uの中古品だった場合ははんだ滓をスッポンか吸い取り線で取り除してください。
どうでも良いことですが卓上小型バイスとか有ると作業がめっちゃ楽になりますよね。
はんだ除去は完璧でなくて良いです、スッポンだったら一回やって、残ったのは放置で問題ありません。

次にA端子とC端子にリード線をつけます、U-229/UはGNDがスピーカ用(A)とマイク用(C)で二つになっています、
CTIAではGNDはマイクとスピーカ二つを一つでカバーします、そのためにリード線をつけましょう。まぁ、H-250/UやH-189/GR等ハンドセットは内部でAとCが接続されてるのでやらなくてもなんとかなるといえばなんとかなりますが、物によっては無かったりするのでつけておいて損は無いです。画像が見にくい?
しらんよ…


最後にAにGND、BにスピーカLとRを接続。コツは両方の接続場所にはんだを先にしみこませてから接続するとうまく行きやすいです。
ハンドセットはスピーカがひとつしか無いので、モノラル接続になります。
残ったマイクをDに接続して熱吸着チューブかなんかで形を整えましょう(熱吸着チューブつける前の写真撮り忘れた)


(完成図、恵まれた3.5mm端子に付いたクソみたいな端子が映えるアジャスターである)



ジャンク品をヤフオクで手に入れ、修理した(アンプまで直したとは言ってない)デビットクラークH10-56を装着、
そもそも、こいつの純正端子はU-174/Uなのですが、在庫と汎用性の関係でU-229B/Uに変更しています。


作ってわかったことってか、追伸
ごくごく普通にLINE通話やスカイプ、音声入力は使用できました、たぶん特小でも使えます、
使ったこと無いからわからないけど
でもさ。最近知ったんだけども、今のパソコンってヘッドセットやマイク無くても普通にパソコン本体のスピーカで通話できるんですね

作った意味















  

Posted by チベットの狐 at 02:00Comments(0)軍用無線機部品コネクター 端子

2016年11月23日

PRC25/77のA28ユニット回路図

今回はPRC25/77に使用されているアンテナチューニングユニットA28について説明したいと思います。
このユニットは皆さんがイメージするような金属のカバーに囲われた中央部に鎮座しているユニットではなく、位置的に言うとフロントパネルの裏側、アンテナマウントの下に位置しています。覗きこめばコイルが4本ある特徴的なユニットなので、直ぐに判るのではないでしょうか?

A28の役割
簡単に言うとA28ユニットはアンテナの波長を修正しています。アンテナの長さは波長に合わせて長くしたり短くしたりするのが正しいアンテナの使い方です、特に、PRC25系列は30.00MHz~75.95MHzまでの電波を発射しますので1本のアンテナで運用するにはこのユニットが必要不可欠です。
アマチュア無線では使用できない周波帯までカバーされちゃってるので使用禁止周波帯での電波の発射は絶対に行わないで下さい、というかPRCは技術基準適合証明 が無いので使うと違法です。どうしても使いたいのならば承認を受けてから使いましょう

とりあえず、波長の計算をしてみましょう

波長の計算はV=Fλでできます、そしてV(速度m/s)は電波なので光の速度に成り、Fは周波数、λが波長です
よって計算式は
λ(m)=3.0*10^8/F(Hz)
に成ります、またMHzは10^6Hzなので、分母に0を6個付けてあげましょう。
で計算すると大体波長λは30Hzで10m、75MHzで4mぐらいに成りますね、波長の幅が6mもありました。それを一本のアンテナで処理するので、アンテナチューニング回路が必要になります、A28は4本のコイルを稼働させ無線機の発射する周波数に合致するアンテナにしています。

回路




これまでに書いてきた回路がWindowsのpaint使ってきましたが、今回はBSch3Vで書いてみました。見やすいように意図的に大きくしましたが、スクロールしなくちゃ判らないし、結局意味無いかも。
ケーブルがゴチャゴチャしているのもアレですが…
見難いへんちくりんな番号は回路の接点番号です。最大12まであります。そして、このユニットの特徴なのですが。S2とS3の所、はアンテナ螺子の長さで、AT-892/PRC-25とAT-271A/PRCを自動で識別できるようにしています。
そして使用する込み合わせは、

長いアンテナで高周波帯を使用する時…A
長いアンテナで低周波帯を使用する時…B
短いアンテナで高周波帯を使用する時…C
短いアンテナで低周波帯を使用する時…D

と4種類存在しますのでA~Dまでの回路を説明をしたいと思います。

A 長いアンテナで高周波帯を利用する時

まずスイッチSW2.と3は下の接点と接触します、そしてスイッチSW1(バンドスイッチ)は3つが連動していて全てが左側を向き、接点1 10 7と接触して通電します。これにより、パターンAの場合はC2コンデンサとL1コイルが使用されます。

B 長いアンテナで低周波帯を利用する時
Aと同じ用にSW2.3は下向の接点と接触し、SW1(バンドスイッチ)は回路図のままに成ります、よって回路はL4コイルを通る回路に成ります。

C 短いアンテナで高周波帯を使用する時
短いアンテナを使用する場合、SW3は開回路になり、SW2は上側の接点に接触します。またAと同様にSW1(バンドスイッチ)は接点 1 10 7と接触し結果的にはL2コイルとC3、C1コンデンサを使った回路を使用します。

D 短いアンテナで低周波帯を使用する時
回路図と全く同じ回路に成ります、結果的にはL3コイルとC1コンデンサを使った回路です。








  

Posted by チベットの狐 at 18:41Comments(0)軍用無線機部品PRC-77PRC-25

2016年11月05日

LS-454/UとLS-166/U

こんばんはチベスナです。
今回は多分二回目に成るLS-454/Uの解説と今回初めてのLS-166/Uの解説を行いたいと思います。
ベトナム戦争のRTO画像を確認していくと、意外にRTOは外付け型のアンプスピーカを装備していることが多いですよね。
ベトナム戦争中に使用されたスピーカは殆どがLS-166/U(以下166)かLS-454/U(以下454)です。(稀な例でLS549/PRCの使用例もあります)
両機共に軽い改造を行えばPRC-25、77で使用可能で外見的特徴は166には側面にロータリースイッチが装着されている事です。

簡単な回路図、まず166から

こんな感じ、ペイントで回路図描いてるんですが、そろそろちゃんとした回路書くCAD使えとか言われちゃいそうですね。
二股に分かれたスイッチで車載無線機用か通常使用用に分配することができます、基本はU-79/U端子を使用しますが、U-229/Uに変更してPRC-25.77に使用します。

229に変更する場合ABE極に接続し、それぞれ (U-229/Uの極)-(U79/Uの極)と見た場合A-B B-A E-L と端子を接続します。判りにくいかな…がんばって

続いて454

はい、これ見て判ると思うんですけど、166との違いはスイッチの有無と初めからU229が付いてるかのみです。内部のトランスも同じですし、スピーカも同一です。








  

Posted by チベットの狐 at 22:54Comments(0)RTO装備軍用無線機部品

2016年07月23日

H-250/U回路図とU-229/Uの配線図

熱くなってきましたね、最近暑くて脳がメルトダウンしそうなチベ砂です、
今日は、皆さんが知りたいのか良くわかりませんが、滅茶苦茶検索キーワードに上がってくる「U-183/U配線」や「U-229/U配線」に付いて説明します、

このブログ、第199軽歩兵旅団の説明目的で立ち上げたのですが、いまだに、「199軽歩兵旅団」ってキーワードで調べてくれた方が2人しかいません…もはや存在意義を問われていますww

U-229/U配線図

こんな感じ、U-229/Uを真正面からみると、極のぽっちと青い基盤、そしてうっすらとA B C D E と極の隣辺に刻印があります、この図は青い部分です。其れを準拠に配線を繋げましょう、また、ケーブル色は

A 黒色ケーブル
B 白色ケーブル
C 緑色ケーブル
D 赤色ケーブル

と成っております、ハンドセットではE極は使用しません、この極はKY-652/U等モールス用電鍵で使用し、モールス電鍵はAとE極を使用します。
これを基準にU-183/Uにも配線しましょう。


H-250/U回路図
こちらの検索ワードも沢山見受けられます、回路図ってみんな好きなんですね、前にはPRC77回路図って検索ワードも残ってました、私も持ってないので見つけたら下さいww



こんな感じ、図に書きとめやすいようにAとBのケーブルを意図的に逆にしました、BACDの順になっていますが、配線の間違えではありません。また、Bケーブルは白色ですが、表記上の問題で青色に成っています、色付き配線はBケーブルを除き全てが現物と同じ色に成っています。黒い●が書いてあるところは結線しており、●がなく交差している所は絶縁しています。

H-250/U蓋内部配線
H-250/Uの内側にある蓋の配線です、
思ったよりもややこしいですが、これが判ってると配線作業ってか故障の対応が捗ります
ケーブル色は先ほどと同じ配色です。
少し見難いですが、許して


PTT回路配線
PTTは2つのスイッチから出来ており、二つが同時に回路に接触するために通電します、
上下が決まっているので注意しましょう


以上、H-250/Uの回路図でした、H-189/GRも似たような回路です、U-229/Uの配線はNATO基準なので基本的に全てのハンドセットで使用出来る配線になっています。



  

Posted by チベットの狐 at 13:20Comments(0)軍用無線機部品

2016年07月17日

LS-454/U

こんばんは、チベ砂です。
最近めっきり熱くなってきましたね、もう梅雨明けはしたのかな?
久しぶりの休日を満喫しております、それでは今回はベトナム戦争中で良くRTOが装着していた軍用スピーカーLS-454/Uに付いて説明していきたいと思います。

LS-454/U

こんな奴です、すでに取り付けた後の写真ですが取り付け方は後で紹介します。
簡単な部品で構成されている増幅回路付きスピーカで基本的には車載用です。

詳細

当たり前ですがプラグはU-229/Uを使用しています。ケーブルにはMFR55928です


中身はいたってシンプルです増幅用のトランスが一つ入っているのみです、
音質とかは知りません、普通に音がでます。

トランスに何やら書いてありましたが読みとる事はできませんでした。
本体はADEC社製造品です

使い方
使い方は簡単ですが、PRC-25等で使用するには多少の改造が必要になります、
装着して音が出なかった場合、極端に小さい場合は改造を行って下さい。
詳細は、U-229/U端子がAとEに繋がれているのがこのLS-454/Uの特殊な特徴です
U-229/Uを分解してEピンをBピンに移動させましょう、Eピンに繋がっているケーブルは白色の方だったと思います、(ぶっちゃけ色は違ってもAとBに繋げばいいです)(放出品だと既に改造されている固体もあるようです。)

変形した状態の回路図

腹立つほど簡単にできているため、「こんな簡単な回路がn万もしたのかよ…」って成ります。
PRCへの取り付け方はライトウエイトのストップで束縛するか、上部にある金属のL字金具をPRCのハンドルに咬ませて螺子で装着する方法が在ります。

それでは


  

Posted by チベットの狐 at 23:03Comments(0)RTO装備軍用無線機部品